看護師の勤務先として人気の高い総合病院で働くメリットは、幅広い分野の知識や経験を身につけられるという点と、各診療科目の看護技術を勉強できる点でしょう。総合病院の最大の特徴は豊富な診療科目があることで、最低でも10科目以上を設けている病院がほとんどです。そのため、総合病院で働く看護師は、複数ある診療科目の中から自分の興味のある分野で活躍できるチャンスがあります。また、部署異動によって、未知の診療科目を経験することができる点も魅力といえるでしょう。そんため、総合病院で仕事をしていれば、転職をしなくても幅広い看護スキルを養えます。

それから、総合病院の病棟は、診療科目ごとにフロアやスペースが分かれている場合が多いようですが、患者の中には複数の診療科目を受信していた人もいます。そのため、担当する患者によっては、複数の診療科目の病気をケアする経験を得ることができる場合もあります。

ちなみに、総合病院ではさまざまな職種の医療従事者と接触する機会が多いので、一般病院ではあまり接点がない職種の人たちと仕事ができることも刺激になるでしょう。他の職種とコミュニケーションをとることで、新たな知識を身につけたり、チーム医療のやり方などを勉強できると、看護師として視野を広げることにもつながります。このような数々のメリットは、規模が大きな総合病院ならではの特徴なので、スッキルアップを目指している看護師は、ぜひ勤務先の後方に入れてみてはいかがでしょう。